台湾の産後センター、月子(ユエズ)中心

双子育児

外国人の強い味方、台安病院の国際特診センター

妊娠から出産までは、台安病院の国際特診センター(IPCC)にある産婦人科の林珮瑩先生にお世話になりました。とても明るい気さくな先生で、英語が話せるし、心配な時は日本語の通訳もつけてくれるので助かりました。初めて妊娠した時は台安病院の普通の産婦人科で診察してもらいましたが、三時間以上待たなければならず、不安と体調不良もあり、疲れ切ってしまいました。それからは国際特診センターでかかることにしました。国際特診センターは自費治療になるのですが、幸い入っている保険である程度はカバー出来たため、診察に行くストレスはだいぶ軽減されました。

台湾の産後センター、月子(ユエズ)中心

台湾の産後センターは台湾でもとても人気で、出産予定日の6カ月前頃から予約する人が多いそうです。人気のところから早く埋まっていくらしく、あまりキャンセルも出ないとのことで、私たちも妊娠6カ月から台安病院付属の産後センターを予約していました。双子は保育器に入る必要が結果的にはなかったのですが、もし保育器に入ることになっても母乳を届けたりするのに、同じ病院が良いと思ったからです。ところが、なんとちょうど出産する時期に改装するので、入れないかもしれないと言われ、ヒヤヒヤしました。結局は改装中だったので、病室を産後センターとして使用したようでした。

24時間安心!

出産後三日ほどで病院内の産後センターに移りました。入院期間は二週間ほどだったと思います。同じ病院内だったので、移動も楽でした。産後センターでは、24時間赤ちゃんの面倒を見てくれて、母乳をあげる時だけ赤ちゃんが運ばれて来ました。希望すれば赤ちゃんともっと長く過ごすこともできます。私の場合、双子のうちどちらかを1日おきに面倒をみることが出来ると判断されたのか、一日交代で運ばれて来て、来ない方は粉ミルクをあげてもらっていました。最初は預けられていて顔を見ていない方がなんだか可哀想なんじゃないかと言う気持ちになっていましたが、母乳をあげるのも初めてで苦労したので、今思えばありがたい配慮でした。夜も夜中の授乳はせずに搾乳して母乳を届けるだけで赤ちゃんの泣き声で起こされずにゆっくり休むことが出来ました。

いたれりつくせりのケア

部屋はシャワートイレ付きの個室になっており、旦那さんも一緒に泊まったり、好きな時に来て赤ちゃんと過ごせるようになっています。食事は3食プラス合間におやつ。特別な月子食で、母乳が出て、産後の身体の回復のためのメニューになっています。台安病院の場合は、菜食でした。お茶も母乳が出る漢方のお茶を支給してくれます。食事は美味しい!と言う物ではなかったですが、健康的なメニューで、何より食事を作らなくて良く、母乳をあげる時間以外は寝ていられるのが本当に身に染みてありがたかったです。パジャマも支給されるし、ベッドシーツも交換してくれるし、掃除もしてくれて、いたれりつくせりでした。

他にも嬉しいサービス

他にも良かったのが、母乳専門の人が来てくれたことです。母乳のあげかたを指導してくれたり、母乳がつまってないか、乳腺をチェックしてくれたり、添い乳の仕方や、双子の同時授乳のお手伝いをしてくれました。これを退院して一人でやれと言われたらかなり辛かったと思います。授乳のやり方がわからず、ひどい肩こりになって、マッサージの人を呼んで部屋に来てもらったのも助かりました。新生児のお風呂の入れ方も丁寧に教えてもらいました。

その他、他の産後センターでは、新生児の写真を撮ってもらえるサービスなどがあるようです。私の入院した産後センターはなかったのですが、赤ちゃんを看護婦さん達に安心して任せることが出来ただけで本当に感謝でいっぱいです。

気になるお値段は?

私の入院した台安病院付属の産後センターのお値段は確か一泊一人6500元くらいだったような気がします。双子なので追加で料金がかかりました。自費で保険などがきかないので痛い出費でしたが、初めての高齢出産プラス双子育児で、赤ちゃんが寝ている時も不安で自分が眠れないと言う状態に陥らず、手厚いケアを受けられて、安心して自分の回復に専念出来たのは本当に何事にも変え難く、産後センターに入院出来て良かった思いました。退院する時は本当にこれから自分たちでやっていけるのか不安で押しつぶされそうになりました。

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