お茶の種類ってこんなにあるの?

台湾生活

Tea-tasting” by Terry Madeley is licensed under CC BY 2.0.

こんにちは、エリナです。

今日は台湾茶藝のクラスに参加しました。お茶の種類のおさらいで、色々な貴重なお茶を飲んだので、ご紹介したいと思います。

お茶の種類っていくつあるの?

日本は緑茶と紅茶が人気かな?と思います。そして台湾ではウーロン茶。中国では圧倒的に緑茶を沢山飲まれているそうですが、中国で生産されるお茶の種類は沢山あるそうです。

  • 緑茶
  • 黄茶
  • 白茶
  • 烏龍茶(青茶)
  • 紅茶
  • 黒茶

いわゆるお茶の葉を使って作られたお茶はこの6種類だそうです。この中で、中国でしか作られていないのは、黄茶、白茶(最近台湾でも作り始めたらしい)、黒茶だとか。

このお茶の種類がどう分類されているかと言うと、作り方の工程です。その中でも烏龍茶の工程は非常に複雑!だからあんなに良い香りと味が出るんだなぁと思いました。今日は滅多に飲めないお茶を飲ませていただける、とのことで、中国で作られたと言う、緑茶、黄茶、白茶、黒茶を飲みました。

これが緑茶?

まずは緑茶から。安徽省黄山の太平猴魁と言うお茶です。緑茶の作り方の工程は、採菁→殺菁→揉捻→乾燥です。

昆布?ワカメ?

まずは見た目から違う!昆布よりは緑色だけど、ワカメみたいに縮れていない。

お湯を入れると…

ガラスの容器に入れると茶葉を見て楽しめる

鮮やかな緑になって、柔らかくなります。お茶の色はお湯のような薄い色でしたが、香りもあって、味はしっかりと緑茶の味がしました。日本の緑茶とも作り方が違うからか、苦味と渋味がなくて口あたりがまろやかで美味しかったです。

貴重な黄茶はお茶漬けの味?

緑茶が、採菁→殺菁→揉捻→乾燥に対して、黄茶は殺菁と揉捻の間に、悶黄と言う蒸らす工程が入ります。飲んだお茶は、四川省雅安の蒙頂黃芽と言うお茶。

他と比べて、やはり黄色い

お茶の木の芽の部分だけ採取して出来た手間がかかったお茶です。芽には産毛が沢山生えていて、キラキラと白く光ってキレイ。味は緑茶の爽やかさに、香ばしさが加わって、お茶漬けにしたい!味でした。お腹がすく味。芽だけ採取するのは茶摘みの人件費がかかるので、人件費の高い台湾では出来ないそうです。

優しい味、白茶。お宝物の熟成7年茶。

お次は白茶。白茶の工程は緑茶や黄茶にある殺菁と言う、加熱して酵素を止める工程がないので、日数が経つほど、酵素分解が進みます。工程は、採菁→萎凋→乾燥と至ってシンプル。見た目も枯葉のような感じですが、茶葉はほんのり良い香りがします。茶葉は福建省の寿眉と言うお茶で、これは7年もの。お茶は5年で薬、7年で宝になると言われるそう。

そこら辺の枯葉と混ぜてもわからない!?

口当たりはまろやかでトロトロした舌触り。酵素を止めていないからか、酵素分解が進み、アミノ酸の出汁のような旨味があります。体に優しいあじがしました。緑茶は2回ほど淹れたらおしまいですが、これは何度も淹れられるそうです。

田舎の牛小屋の香り!?黒茶

いよいよ最後は黒茶です。黒茶はよくお煎餅のような丸く平べったい紙に包まれた形で売られている、プーアール茶などが黒茶の分類だそう。塊をほぐしてお茶にします。黒茶の工程は、採菁→殺菁→揉捻→渥堆→乾燥。

香りは、田舎にある牛小屋の餌の藁みたいな香り…。発酵しているので、カフェインが分解されて刺激が弱く、体を温める作用がるそうです。でも美味しくなさそう…

このブランドのティーバッグから出した茶葉

飲んでみたら意外や意外!美味しかったです。また他の種類のお茶と違った美味しさでした。少し漢方に近いですが、特有の嫌な香りもなくて、飲みやすかったです。名前の通り、チベットにあった物を買い付けたそうですが、一体何年ものなんでしょう。なんだか高尚な味がしました。(牛小屋なんて言ってたバチ当たり…)最後に茶梅もいただいて、お茶との相性もバッチリで美味しかったです。

皆さんもお茶に色々な種類があって驚かれたんじゃないでしょうか。ぜひ中国茶を飲む機会があれば、参考にしてみてくださいね!

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