新生児の双子育児

双子育児

色々な人に手伝ってもらい乗り越えた新生児期間

双子を産んでから月子中心(台湾の産後センター)に二週間ほど入院しました。入院中は自分の帝王切開の術後回復に専念し、日中も授乳の時以外は二人を預け、ご飯もしっかり食べ、夜中は双子を預けてぐっすり寝て、日中は母乳外来の看護婦さんに同時授乳の仕方を教えてもらったり、お風呂の入れ方を教えてもらったりしました。自分でご飯を作ったり、掃除したりしないで良く、いたれりつくせりで、入院を快く許してくれた夫にとても感謝しました。皆さんも出産の時、特に子育てに不安がある方や多胎の方は、是非産後センターに入院することをおすすめします。高額に感じるかもしれませんが、子育ては長期マラソンなので、ご自分の体の回復もとても大事です。

そして時間の経つのはあっと言う間で、退院の日が近くなるにつれて、これから私が自分一人でやっていけるんだろうかと本当に不安になりました。夫はいるけれど、お仕事があるので、日中は自分一人で面倒を見ることになります。そこで、母に台湾に来てもらうことにしました。

頼りになるのは子育て経験者の母

産後センターを退院してから、数日中に母が台湾に到着しました。私以外に誰か見てくれる人がいることにとてもホッとしたのを覚えています。産後センターを退院してから、夜も赤ちゃんが気になってあまり眠れなくて(ホルモンの関係もあるかもしれませんが)、私が目を閉じている間に急に呼吸が止まったらどうしよう、などと考えて、ベッドにセンサーなども置く心配ぶりでした。泣けば、なんで泣くの〜?とオロオロして自分まで泣きたくなる始末でした。そこに子供が大好きな母が台湾に来てくれて、赤ちゃんが泣いていたら嬉しそうに笑ってヨシヨシとあやしているのを見て、私の心の緊張感がほぐれ、不安でいっぱいの私にも心の余裕が産まれたのでした。インド留学や国際結婚のことなどで以前から母とは、もめることが多かったので、一体どうなるかと思っていましたが、母がわざわざお仕事を休んで台湾に来てくれて、心から感謝でいっぱいになりました。母との関係改善にもなったような気がします。そして、母が滞在中は、私と母と旦那で三時間置きの授乳を交代でどうにかやりくりしました。

ご飯作りとお掃除のお手伝いも頼んで、とにかく寝る!

退院と同時に、家事のお手伝いさんも呼ぶことにしました。大家さんの知り合いに頼んで、平日の一日3時間だけ、ご飯作りと簡単なお掃除をお願いしました。これは本当に助かりました。ちょうど、多胎の子育てで、産後うつの問題がニュースになっている時期でした。産後鬱になるまい!と睡眠時間をなるべく長く取るようにしました。私たちはとにかく自分達の休む時間が少しでも長く取れるように、双子に同時に授乳、同時ねかしつけをして、二人がなるべく交互に起きず、一緒に起きて、ミルクを飲んで、と一回で済むようにしていました。じゃないと永遠ループになって、いつまでも眠れないからです。そんな時に、お手伝いさんには、なかなか同時授乳が上手く行かない時にミルクをあげてもらったり、一人が寝ない時は寝かしつけを手伝ってもらい、とても心強かったです。ご飯はシンプルな台湾ご飯で、掃除だってもちろん自分がした方がキレイになるとは思いますが、とにかく私は食べて寝る!自分の回復を優先しました。最初はお手伝いさんに来てもらうのは三カ月くらいを考えていましたが、離乳食なども始まるとまた同時にご飯をあげるのが大変になり、結局は7か月くらいお世話になりました。

そうして周りの人に手伝ってもらい、なんとか双子の新生児時代を乗り越えました。今振り返ると、とにかくあの時期は睡眠不足が一番大変でした。皆さんも大変な時はとにかく周りの人に遠慮なく助けを求めて欲しいと思います。今考えると、私はとても恵まれていたなぁと思います。多胎は未熟児で産まれてくることが多いのですが、私の場合はなんとか37週までお腹にいてくれたし、未熟児だったら、さらに大変だったと思います。多胎妊娠のママ達にはもっともっと周りに甘えて欲しいと思うし、甘えられる人がいてくれるように願っています。そして、今後、産後センターなど、子育てに不安なママやパパ達をサポートするサービスが沢山増えて行くように願っています。

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